例としてX軸コイルとY軸コイルの2軸で構成されたヘルムホルツコイルの原理をご説明いたします。
下のアニメーションは左図にあります指示断面部を二次元解析したものです。X、Y軸コイルに通電する電流を個別に変化させた場合の合成磁界方向(磁束線の変化)を模式化しています。
2軸合成コイルと各コイルに単極性の直流電源を個別に組み合わせた場合には90°まで磁界のベクトル及び磁界強度をコントロールする事が可能です。
同じく双極性(バイポーラ)の電源装置を使用した場合は360°の磁界ベクトル及び磁界強度を制御可能になります。
各コイルに通電する電流を個別に制御する事によって任意の方向に任意の強度の磁界を発生させる事が可能になります。
前記いたしました2軸のヘルムホルツコイルと同様の原理で3軸コイル(三次元)仕様で製作した場合には全ての方向に磁界ベクトル及び磁界強度をコントロールする事が可能になります。
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